備えあれば、、、

備え有れば憂なし

 

この言葉の意味を知らない人はいないだろう。普段からいざというときの準備を怠らなければ、万一の事態が起こっても、憂つまり心配することはない、という意味だ。

 

日常生活ではもう少し軽い意味もで使われているんじゃないかな。

 

この言葉を痛感することが私はよくあるのだが、本来の意味とはちょっと違う意味で痛感することがわりとある。

 

高校時代の英語の先生に、毎回授業で生徒に順番に訳させる先生がいた。先生があてるのはだいたいその日の数字に関係のある学生番号の生徒だったから、みんななんとなく予想して自分が当たりそうな日だけ予習していたりした。

 

私も、新出単語こそ全部調べていたけど、日本語訳を書き留めるようなきちんとした予習は、他のみんなと同じで当たりそうな日だけ準備していた。

 

ところがどうしたわけか、予習してる時に限ってほとんど当たらなかったりした。予習していても、その日に限ってなぜか授業がどんどん進んでしまって、予習範囲外をあてられ、しどろもどろで訳したりして。ある時は、今日はどう考えても当たらないだろうと油断してると、先生は不意にご自分の法則を自ら破って当てたりした!

 

え?私ですか?

 

思わず聞き返したのも無理はないよねー。

 

話は変わりますが、私は基本外出時は必ず折り畳み傘を持ち歩いている。これは過去の経験(あ、当たり前か、経験は全て過去だよね(⌒-⌒; )のせいだ。

 

もともと折り畳み傘をいつもカバンの中に入れっぱなしにしている。

でも、たまーに、置いて行くことがある。小さいカバンで出かけたかったり、荷物を軽くしたかったり、理由はいろいろある。そんな時、とてもお天気がよくて、天気予報も降水確率ゼロとかだったらすると、

 

さすがに今日は持ち歩かなくてもいいかなあ

 

となり、玄関先に置いて行ったりする。

例えば、外出先のバスから降りる時に、前が見えないほどの土砂降りに遭遇とか。今思うと、そこは終点だったので、雨が止むか小降りになるまでバスの中で待たせてもらえたんじゃないかな。当時、学生でぼんやりしていた私は、土砂降りの中、親切なお姉さんが入れてくれた小さな折り畳み傘に身を寄せつつ、びしょ濡れになりながら駅まで歩いたのだ。

 

なんで傘を持って来なかった、私(T . T)

 

あの時の親切で綺麗なお姉さん、ありがとうございました。

 

その他にも、いつも準備しているくせに、たまたま準備しないことがあるとその時に限って、ピンポイントでピンチになることが、私の場合、ほんとーに少なくない。

 

だから

備えなければ憂あり

の方が私にはピンとくるし、強烈な教訓というか、ほとんど強迫観念のようになってしまっている。

 

備えない時に限って憂くるよー!