ごっこ遊び

今週のお題「何して遊んだ?」

 小学校5年生まで世田谷ののどかなエリアのマンションに住んでいた。マンションといっても鉄筋コンクリートというだけで、確か3階建ての小さいもので、私の親はアパートと呼んでいた。

 のどかなエリア、というのは、周囲には、私たちが住んでいたマンションより高い建物なんてなかったから。まだまだ戸建ての住宅の方が多くて、その中に木造二階建てのアパートがチラホラある程度だった。

 近所にはスーパーマーケットなどなくて、昔ながらの魚屋さん、八百屋さん、酒屋さん、そしてうどん屋さん、典型的な昭和の喫茶店があった。

 コンビニなんてない時代、アイスクリーム欲しさに、マンションの向かいにあった昔ながらの酒屋さんに、よく文字通り買いに走っていたっけ。

 マンションの隣りには、これまた懐かしの、ザ昭和のパーマ屋さん、ヘアサロンでは決してありません(^◇^;)、があった。

 母はそこの常連だったので、私たち兄妹がカットが必要な時は、そこで切ってもらった。

 あらかじめ母がリクエストしていたみたいで、一人でその店に行くと何も言わなくてもカットされた。というか、どんな髪型にするか聞かれたことなんてなかったわ❗️今思うと、毎回凄まじくみっともない髪型にされていた。

 当時の写真を見ると、うわぁ、となる(・・;) シャンプーしやすいだけの、手入れしやすいだけの髪型。

 まあ、当時はまだまだ、ぼんやり生きていて、自分のことに全く無頓着、無関心に生きていたからよかったものの(⌒-⌒; ) 鏡を見る習慣があったら、登校拒否になっていたわよ。そういえば、いつの頃からか兄は、別のところで、父の行きつけのバーバーで切ってもらっていたから、あの店のカットが嫌で逃げたに違いないσ(^_^;)

 マンションにはその頃、私と同じ歳の子どもがあと2人いて、それぞれ妹がいた。更に年下の兄弟も住んでいて、よくその六人と遊んでいた。

 ウルトラマンシリーズ、というか、ウルトラの家族なんかは、みんななりたいウルトラマンの取り合いの末、まぁまぁ平和に収まるんだけど。女子が私を含めて三人いるのに、女性のウルトラマンといえば、ウルトラの母だけ。メンバーの中の女子で、一番年上の私がウルトラの母をいつも割り振ってもらえていた。今思うと、他の女子はちょっと🤏残念だったんじゃないかな?全く気が付かず、悪いことをしたわ(・・;)

 ウルトラマンごっこは、配役がウルトラマンというだけで、要するにままごとなんです(⌒-⌒; )ウルトラマンたちは仕事に行く代わりに怪獣退治に行くという。ウルトラマン役の男の子たちは、時には1人で、時には協力して、架空の怪獣と戦って帰って来ます(^ ^)

 あとは、ゴレンジャーね。赤青緑レンジャーはそれぞれみんなカッコイイキャラ✨黄レンジャーはちょっと三枚目キャラ(^ ^)そして紅一点は桃レンジャー🍑あれ?ピンクレンジャーだったかな?

 ゴレンジャーごっこは、ウルトラマンごっこと少し違います。なんせ全員が戦士ですからσ(^_^;)ゴレンジャーのメンバーになれなかった子が悪役となり、全員で戦います。まあ、戦うと言っても本当にやり合う訳ではなくて、つまりエアーですね。だから、鬼ごっこやかくれんぼ的な要素が強いかなぁ。

 ゴレンジャーごっこでも、私はいつも桃レンジャーを指名されてたんですよねぇ。まあ自分の妹を桃レンジャーにするのは遠慮があったんでしょうけど、それか私と戦うのがよっぽど気まずかったのかなぁ。まあ、いろいろなんでしょう。

 そのほかにも、缶蹴りや泥警なんかもよく遊びました。私たちが住むマンションは、オートロックとかなくて、出入り自由。オーナーが駐車場を潰して作った立派な花壇の庭の間を駆け回り、マンションに並行して建てられている物置棟にマンションの2階から飛び移ったり、まあ、やりたい放題でした。

 今だと危ないから、と禁止されちゃうような遊び方だったけど、案外子どもって逞しいものですね。せいぜい擦り傷や青タンぐらいでしたもん。

 いつからこんなに過保護になっちゃったんでしょう。子どもが弱くなったから過保護になったのか、過保護に育てたから弱くなったのか。

 昔は、良くも悪くも、親の目が行き届かなかったから、子どもが自由奔放に遊べたのかも。無茶なことや無謀ななことも。ちょっと長くなってしまったので、そういう話はまた今度にします(^ ^)長々とお付き合いくださり、ありがとうございました。