男の子になりたい願望
ずーっと私は男の子になりたかった。兄が羨ましかったからではない。男尊女卑を感じていたからでもない。あ、もしかしたら幼心に感じていたのかな。兄はいつも男の子だからという理由で優遇されていたから。私はいつも女の子なのにという理由で怒られていたから。
ある日突然、男の子になりたい!と思い立ったわけではなく、気がついたらジーパンばかり履いていた。今ならデニムですね(^_-)トップスもシンプルなボーイッシュなものばかり。
スカートを買いに連れて行かれても、私が選ぶのはせいぜいデニムのスカートかジャンパースカートくらい。
私は手脚が細く長く、いくら食べてもガリガリで、母がまるで食べさせてないみたいでみっともないと、よくこぼしていた。だから事あるごとに食べさせられ、お陰で食べるの大好きで苦労している今の私が出来上がる(T . T)
母の指示でベリーショートにされてからは、どこに行っても男の子に間違えられていた。でも、それは全然嫌じゃなくて、むしろちょっと嬉しかったりした。
中学生のとき、女子トイレに入ろうとしてぎょっとされた時は、やったぁ!となぜか喜んでいた。大丈夫か?私(-。-;
今思うと中高が女子校だったから、宝塚よろしく男の子の立ち位置で楽しく過ごせていたんだと思う。
大学に入ると、途端に女の子扱いされ、戸惑ったわ。重い荷物を運ぼうとすると男子がすっとやって来てさっと運んでしまう。女子はそんなことしなくていいよ、て。
ふーーーん。
自分の荷物なのに男子に運ばせて楽しくお喋りしてる女子たちと一緒にいながら、なんだかもやもやしていた。このモヤモヤは社会人になっても、うん、社会人になるともっと増えたかも。
もっとも、外資系だったからか、直属の上司が容赦なかったからか、会社では女子だからといって特別扱いなんて全くされなかったけどʅ(◞‿◟)ʃ
ちなみに、その上司って今の主人です😂
そんな主人ですから、忙しいこともあり、私が父親役もこなす場面が多かったわぁ。他のお父さんたちに混ざって、子どもを肩車をしてパレード見せてあげるとか。体を張って(笑)父親役をこなしている時は、モヤモヤどころか心が満たされていた(気がする)。
でもまあ、膝に猫を乗せて、ソファでおやつを食べながらテレビなんか観てると、女子もなかなか悪くないなぁと思う今日この頃であります。(遅すぎ、私(゚∀゚)