朝のルーティン

 朝起きて鏡を見る時必ずと言っていいほど、だけど無意識にチェックしていることがある。それは顔の調子、である。

 肌のツヤとか、目ヂカラというか目の開き具合とか、頬の垂れ具合んにゃ上がり具合とか、すっぴんだからもちろんそういうところもチェックできるが、一番の目的は違うところにある。寝起きすぐで脳がまだ寝ぼけていて、頭がまだ動いてないから、素の自分の顔が見られるからだ。

 人は鏡を見るときに、無意識に顔を作っているそうだ。顔というか、表情というか。それもより良く見えるように、より良く見せるように。

 どういうことかというと、鏡に映る自分の視線を、脳が勝手に?自動的に?、ほぼ同時に他者の視線と処理してしまうらしい。だから見栄えよく顔を作ってしまう。より良く見える角度を無意識に探してしまう。

 鏡で見慣れているはずの自分の顔なのに、写真によっては、

あれ?こんな顔だっけ、私?

うそ、今朝鏡で見た時はこんな顔じゃなかったわ!

ーねえねえ、この写真、変じゃない?

ーそう?いつもと変わんないよ。

 

!!!

なにそれ、私こんな顔なの?

 

となる。そして、

 

いや、そんなはずない!

私はこんな顔してない。こんな顔、鏡で見たことない。

 

 写真に映ったその顔に納得がいかない結果、

 

私は写真映りが悪いんだわ!

 

となる。そして写真映りの良い顔だけを自分の本当の顔認定したりする(⌒-⌒; )

だってさっき見た鏡ではこんな顔してなかったもん。こんな顔見たことないもん!毎日見てるから知ってるもん!

 体型についても同じような現象が起きているのは言うまでもない。

 

上から撮ったから足がたまたまが短く“映っちゃった"のね

カメラの角度のせいで太って“見えた“のね

 この服着て写真撮るとなんだか太って“見える“わね、お店で買う時はスッキリしてたもの

 洋服屋さんでは美人鏡と言って、実際より細く見える鏡を使っているところが多いから、こんな感想を持つのも仕方がない。皆さん、騙されないようにお気をつけてくださいね。(なんど騙されたことか(T ^ T)

 

閑話休題

だから私は、真実の顔を見るために、毎朝、寝起き一番、半分寝ぼけた頭の状態で鏡の前に立つ。しかも、更に自分の脳から良く見せる指令が行かないよう、この人は誰?みたいな気持ちを持って(笑)

 私の涙ぐましい努力の結果、私はガッカリするような現実を突きつけられている(T . T)

 その結果毎朝かなりの割合で(正直に言うといつもだけど)凹んでいるわけだが、悪いことばかりでもない。お化粧した時の出来栄えに、程度の差こそあれ、毎回満足することになるからである。

 お化粧した後、

うん、いい感じ(^^)

そうして気分良く出かけることになる。

よかったら皆さんも試してみてください。副産物としてメンタルも強化されますよ(o^^o)